図や文そして数値など、コンテンツに本質がある情報とちがって、警報や避難情報は、発表されているかどうか、イエスかノーかの二値形式に本質があります。

この違いは、情報に連動する対応の違いに関連しています。

コンテンツ形式の一般の情報を対応行動に結びつける場合、内容を理解し、自分にとっての意味を考えてから、行動を決めます。それに対して二値形式の情報の場合は、予定されていた行動があって、それをスタートするトリガーになります。

緊急時の対応行動はあらかじめ用意されていなければなりません。情報を得てから考えるのではありません。この行動に「直結する」のが警報や避難情報です。では、自分にとって、緊急時の対応行動は何で、それに「直結する」警報は何か、これが問題になります。

警報は緊急時の行動に直結する情報です。ところで、「直結する」とはどういうことでしょう? 警報には図や文を伴うことがありますがその本質は発表されているかどうかという点にあります。避難勧告などの避難情報も同じです。