警報には受け身で反応するのでなく、「自前の警報」を用意して能動的に対応したほうがよいと思います。しかし、

能動的に対応するためには、やっておくべきことがあります。自分に起こるのはどんな災害かを知っておくことです。

つまり、自然災害による自分固有のリスクを知っておくことが先決です。自分の健康状態を知るのと同じことです。リスク診断ということになります。健康の場合と同じように、自己診断と専門的な診断があります。

まずは、リスクの自己診断です。ハザードマップが参考になります。これによって、浸水や土砂災害などの災害種別については危険の有無がわかります。その上で、自分の目と足で自宅などの立地を確認しておくとよいでしょう。

健康の場合、自己診断でできることは限られます。それでふつう、医師の診断をあおぎます。リスク診断も同様です。浸水のハザードマップだけでも6種類もあります。しかも、情報の「未整備」や「未更新」があります。専門家の助けがないとお手上げですよね。

大阪市:避難の方法(河川氾濫・内水氾濫)