全国に2万近くもある川の中で、ハザードマップが用意されているのは、大河川を中心に1割余りです。今回、中小河川を含めて、

ほぼすべての河川を網羅した形でハザードマップ作成が義務化されるようです。

また一歩前進なのですが、ということは、「未整備」河川がいっぱいあったということになりますね! そうなると、ハザードマップに色がついていないから浸水の心配がないということにはならないことになります。そこまで考えてましたか?

同様に、行政から水害の避難確保計画を作るようにいわれていないので、安全だということにはなりません。避難確保計画を作らなくてよいということにもなりません。今のハザードマップでは色がついていないが、整備、更新されてみると、浸水想定域だということがあり得るのです。

上から網をかける、それに目こぼしがあるということは自然なことではありますが、指示に依存する防災にとって、これは結構危ないことです。ハザードマップなど行政が用意してくれる資料は参考であって、自分で考える防災が必要になります。

首都圏 NEWS WEB 中小河川にもハザードマップ