地震や台風のときに、あえて出社する/出社を見合わせる、という判断があります。業務中の場合には、

業務を停止して帰宅させるかどうかという責任者の判断になります。学校にも同様の判断があります。

判断は早めにしてきちんと伝達することだ、判断の基準を決めておくことだ、など考えがあると思います。もうひとつ大事なことがあるかもしれません。従業員あるいは生徒が自分で自分の安全を考えて「テンデに」判断できるか、それとも指示を待つのか、ということです。

全員がひとつの判断に従うべき場合は確かにあります。そんな場合でも、判断のガイドラインを用意しておいて、自分で判断できるようにすることは可能です。勤務地または居住地で震度5強以上の地震、暴風警報とか、です。自分で判断したら連絡をいれる。

10年前の地震と津波、テンデンコを実践したところでは犠牲者が少なかったのです。自主的な判断を許さず、集団に拘束したところでは集団がまるごと犠牲になったケースがあります。アルドは、個々の事業所とともに、ひとりひとりの防災を支援しています。

県内、猛暑日に迫る暑さ 横手、大仙、大館で34度超
2021年6月11日 掲載