水害の季節です。気象庁ホームページに「キキクル」という防災情報があります。「洪水害」を選択してズームしていくと

葉脈のようなものが現れます。河川網です。テレビでもご覧になったことがあると思います。

川の危険度は水位が目安です。水位は水位計で測ります。水位データは「川の防災情報」というサイトで見ることができますが、手間がかかります。「キキクル」の「洪水警報の危険度分布」は川の流れに沿った線のデータです。はじめの画面から、ズームと移動で目的の川を見ることができます。

危険度は色分けで表示されています。水位計の設置されていないような小河川の危険度もわかることがあります。大きな河川については指定河川洪水予報が反映されています。

流路に沿った危険度がわかるのは、解析雨量の面データから水位に相当する指数を推定しているからです。けっこうな精度が確認されていますが、難点もあります。合流する支川の上流側です。水位計のデータを取り込めないこの手法では推定が困難な場合があります。

洪水害に関する情報は複雑です。弊社「DIY版防災ホームドクター」では比較的簡易な「キキクル」を使う仕組みにしています。しかし、「川の水位」など直接的な情報を活用されたい場合はご相談ください。