災害が多かれ少なかれ人災であるからには、命を守るためにできることがあるわけです。自分の身を守るために自分でできることがあります。防災情報を知ることがその一つです。

どんな防災情報も、災害を予期していないと行動には結びつきません。予期は知識に基づきます。自分の住んでいるところが土砂災害警戒区域にあたることを知っていないと、あるいは傾斜地にあることを自覚していないと、土砂災害警戒情報を見過ごしてしまいます。

自分の住んでいるところが浸水想定区域であることを知っていないと、洪水に関する情報を見過ごしてしまいます。自分の住んでいるところで何が起きるか、つまりリスクを知っておくことが大事なのです。そのリスクに関連する防災情報を確認しておくことです。

市町村のハザードマップで知ることができます。土砂災害や洪水に限らず自分のリスクを知り、注意すべき情報を知り、それをトリガーとする自分の行動計画を用意しておくことです。DIY版防災ホームドクターがお役に立てると思います。