今年は、IPCC第6次評価報告書、COP26グラスゴー会議と、気候変動にとって大きなイベントが

予定されています。世界は変わり目のようです。そう思わせる出来事が、米国と欧州でありました。

米石油大手エクソンモービル社の株主総会で、気候変動への対応推進を主張する「物言う株主」が推薦した取締役が選任されました。オランダでは、石油大手ロイヤル・ダッチ・シェル社が、2030年までの排出削減目標を45%にするように、という判決を受けました。

シェル社の削減計画は20%だったので大変な衝撃です。それにしても、民間企業の事業計画に裁判所が口を出すのはどんな理屈でしょう? 判決の根拠は、生存権という人権です。低地からなるオランダでは飛躍した話ではないですね。

災害の多発だけではありません。生活環境が目に見えて変化してきています。気候変動への対応、アルドもまた、待ったなしだと考えています。

Court orders Royal Dutch Shell to cut carbon emissions by 45% by 2030