9月11日は同時多発テロから20年目ですが、その1年前の同じ日に東海豪雨がありました。

新川の堤防が決壊し、天白川流域で広範囲の浸水が起こり、10名の犠牲者が出る大災害でした。

当時わたしは、気象情報会社で夜勤でした。深夜、同僚が「名古屋で日雨量が400ミリ超えた」という情報をもたらしたときに、「名古屋駅周辺は水浸しになっているかもしれない」と応じ、重大なことが起きているはずだと考えたわけです。

このときまで、名古屋の日雨量の記録は280ミリでした。雨量が何ミリといわれても、起こっていることを想起するのは容易ではありません。まして、昨今、記録がどんどん塗り替えられている時代には、そうです。

2000年9月に起きた東海豪雨を境に、雨量の水準がシフトしたように感じています。
この後、災害の多い時期です。それも経験の無い規模となる可能性が強いです。
台風第14号は、まだフィリピン近海ですが、猛発達しています。尋常の暴風ではありません。その後の進路は、やや西寄りに変わってきています。

東海豪雨から20年